鍼灸治療・適応症状について

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鍼灸(しんきゅう)は、東洋医学の一部で、特定のツボに金属の細い針を刺したり、「もぐさ」を燃焼させたりすることで、心身のバランスを整え、体の不調や疾患の改善を目指す治療法です。

鍼灸は、体のバランスを調整し、自然治癒力を高めることを目指す施術です。
私たちの体には14本の経絡(エネルギーの通り道)が存在し、その経絡上には全361穴のツボがあります。東洋医学では、体内の経絡の流れが悪くなることが病気の原因とされています。そのため、鍼灸で経絡上のツボを刺激することにより、血行が改善され、体エネルギーの流れや自然治癒力が回復し、症状が和らげられると考えられています。具体的な施術方法として、「鍼治療」と「灸治療」があります。

鍼(はり)治療について

ステンレスまたは銀製の鍼をツボに刺す施術です。鍼先の太さは0.1㎜~0.3㎜ほどで、髪の毛と同じくらい細さです。鍼灸医学は古代中国に起こり、その後歳月を経て発展してきました。鍼(針)治療はつぼを刺激することで、筋肉や自律神経に作用して自然治癒力を高め、痛みや、こりにも効果があります。また近年では美容鍼も注目を集めています。おおつか鍼灸治療院では、美容鍼もおこなっております。お考えの方は、ご相談ください。

灸治療について

もぐさを経穴(いわゆるつぼ)に置き、これを燃えさせてツボに一定の温熱刺激を与え、これによって生体の違和感を取り除き、自然治癒力を高め、病気を治す療法を灸治療といいます。

●鍼(針)灸はどのような効果があるのか、適応症状について

鍼(針)は交感神経の過緊張状態を抑える効果があり、痛み・こり・めまい・吐き気・手足の冷え・手足の発汗などの治療に良く効き、灸は副交感神経の過緊張状態を抑える効果があり、喘息・アトピー性皮膚炎・アレルギー性鼻炎・花粉症・じんましん・過敏性大腸炎などに効果があると言われています。

体の痛みを解消することが目的

筋系(頭痛・寝違い・肩こり・腰痛・ぎっくり腰・肉離れ など)
神経系(ヘルニア・梨状筋症候群・脊柱管狭窄症・坐骨神経痛・手足のしびれ・頸肩腕症候群など)
関節系(変形性膝関節症・変形性股関節症・膝(ひざ)痛・五十肩・捻挫 など)
スポーツ障害(テニス肘・野球肩・オスグッド・シンスプリント など)

自律神経を整える

自律神経系(自律神経失調症・頭痛・めまい・不眠)
循環器系(高血圧・低血圧症・動悸・息切れ)
婦人科系(更年期障害・生理痛・月経不順・冷え性・のぼせ・つわり・不妊症)
耳鼻咽喉科系(耳鳴り・難聴・メニエル氏病・鼻炎・いびき)
眼科系(眼精疲労・疲れ目・かすみ目・ものもらい)
消化器系(胃炎・消化不良・胃下垂・胃酸過多・下痢・便秘・口内炎)
呼吸器系(気管支炎・喘息・風邪および予防)
小児科系(夜泣き・かんむし・小児喘息・アレルギー性湿疹・夜尿症・虚弱体質の改善)
アレルギー(気管支喘息・アレルギー性鼻炎)
その他の不定愁訴(不定愁訴とは特定の疾患としてはまとめられない漠然とした不調のことで、病院の検査などでは異常なしと判断されてしまうような疾患のことです)

美容目的

①「気」に因る原理
ある任意の部位を暖めたり押したりすると、痛みが止まったり、症状が収まったりした事柄の一つひとつの積み重ねがつぼを発見し、 そのつぼを刺激するうちに内臓と結ぶ経絡(けいらく)の存在を「気」の走行として 認識していったものと思われます。鍼灸医学は、「気」の解明抜きで語る事はできません。なぜなら、鍼灸医学は「気」の偏りが病を作り、その偏りを正して「気」のバランスを整えることが病を治すと考えられているか
らです。

②「内臓体表反射」に因る原理
これは内臓に異常があると、その異常が神経系を通してその内臓とつながりがある皮膚や筋肉に変化が現れるという説です。例えば、「内臓知覚反射」は、異常のある内臓と関連する皮膚の知覚が過敏になり、「しびれ」や「痛み」が現れます。あるいは筋肉に反射して緊張や収縮を引き起こし、「しこり」や「こり」を作るものを「内臓運動反射」といいます。
また「内臓自律神経反射」は、内臓の異常が汗腺・皮脂腺・立毛筋などに影響して、 皮膚がかさついたり鳥肌が立ったり、しみが出たりします。

「内臓体表反射」は、多くの生理学者によって定説化されていますが、身体の内部と表面が神経反射によって密接につながっていることから、逆に身体の表面を刺激することによって内臓に影響を与えられるとする 「体表内臓反射」が可能になります。これが体表にあるつぼを刺激する事によって、内臓の異常を正常化しようとする『鍼(針・はり・ハリ)灸治療』の近代医学的説明です。

全ての病気や症状に対して効果があるわけではないため、具体的な症状や目的に応じて専門家に相談することを推奨します。

 

●鍼(針)灸治療はなぜ効くのか?

①「気」に因る原理
ある任意の部位を暖めたり押したりすると、痛みが止まったり、症状が収まったりした事柄の一つひとつの積み重ねがつぼを発見し、 そのつぼを刺激するうちに内臓と結ぶ経絡(けいらく)の存在を「気」の走行として 認識していったものと思われます。鍼灸医学は、「気」の解明抜きで語る事はできません。なぜなら、鍼灸医学は「気」の偏りが病を作り、その偏りを正して「気」のバランスを整えることが病を治すと考えられているからです。

②「内臓体表反射」に因る原理
これは内臓に異常があると、その異常が神経系を通してその内臓とつながりがある皮膚や筋肉に変化が現れるという説です。
例えば、「内臓知覚反射」は、異常のある内臓と関連する皮膚の知覚が過敏になり、「しびれ」や「痛み」が現れます。あるいは筋肉に反射して緊張や収縮を引き起こし、「しこり」や「こり」を作るものを「内臓運動反射」といいます。また「内臓自律神経反射」は、内臓の異常が汗腺・皮脂腺・立毛筋などに影響して、 皮膚がかさついたり鳥肌が立ったり、しみが出たりします。

「内臓体表反射」は、多くの生理学者によって定説化されていますが、身体の内部と表面が神経反射によって密接につながっていることから、逆に身体の表面を刺激することによって内臓に影響を与えられるとする 「体表内臓反射」が可能になります。これが体表にあるつぼを刺激する事によって、内臓の異常を正常化しようとする『鍼(針・はり・ハリ)灸治療』の近代医学的説明です。

全ての病気や症状に対して効果があるわけではないため、具体的な症状や目的に応じて専門家に相談することを推奨します。